平尾誠二が残した名言。山中伸弥との友情。胆管細胞がんの怖さ。

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「ミスターラグビー」と呼ばれていた平尾誠二さんを襲った胆管細胞がんの怖さ。山中伸弥さんとの友情!そして平尾さんが残した多くの名言について調べてみました。

平尾誠二のプロフィール

平尾 誠二1963年(昭和38年)1月21日 – 2016年(平成28年)10月20日)は、日本のラグビー選手。日本代表選手であったほか、日本代表監督、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼任ゼネラルマネージャーなどを歴任し、ミスター・ラグビーと呼ばれた。(Wikipedia)

その端正な顔立ちからイギリス留学直前にファッション誌にモデル出演も果たしています。
妻は元女優の沢近恵子さんです。お二人の間には二人の子供がいます。

経歴

陶化中学時代にラグビーを始め伏見工業高校で全国高校ラグビーフットボール選手権大会優勝。
1982年史上最年少で日本代表に選出され、同志社大学時代には史上初大学選手権3連覇に貢献。
1986年神戸製鋼に入社、3年目から日本選手権で7連覇を達成。
ラグビーW杯には、第1回(1987年)第2回(1991年)第3回(1995年)に連続出場。
第2回W杯では主将として、日本代表のW杯初勝利に貢献した。
1997年ラグビー日本代表監督就任、1999年の第4回W杯にチームを導く。
2000年日本代表監督辞任し、2007年に神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督に就任。
2012年、ラグビーW杯2019組織委員会理事就任。
現役時代はミスター・ラグビーと呼ばれ、雑誌へのモデル出演も果たしている。

死因は胆管細胞がん

平尾さんは2016年10月20日午前7時16分、53歳の若さでお亡くなりになられました。
死因は当初遺族の意向で非公表とされていましたが、のちに「胆管細胞がん」と公表されました。

胆管細胞癌は、肝細胞癌が肝細胞から発生するのに対して、肝臓の中の胆管(胆汁が通る管)から発生した癌であり、発生が肝内の胆管に限られていることから肝臓の腫瘍です。

旭川医科大学病院

川島なお美さんや(享年54歳)オリンピック柔道金メダリストの斉藤仁さん(享年54歳)も胆管がんが原因でお亡くなりになられています。胆管がんはかなり進行するまで症状は表れないため、早期発見が難しいと言われています。

山中伸弥との友情

平尾さんと山中伸弥さんは40歳代後半だった2010年9月、書籍編集者の岡村啓嗣さんが企画した雑誌の対談ではじめて会われたそうです。

大学時代、ラグビー部員だった山中さんにとって憧れの人だった平尾さん。
初めて会った時から意気投合し、家族ぐるみで付き合う親しい間柄になるまでそう時間もかからなかったようです。

 山中伸弥さんについて 詳しい記事はこちら

彫りが深くて男前なだけでなく、とても心の優しい人なのです。話の端々に、いろいろな人に対する思いやりが滲みます。それが慇懃無礼な感じではまったくなく、むしろ口では結構辛辣なことも言うのですが、それでも優しさが自然に伝わってくるようでした。

引用元:現代ビジネス

山中さんの言葉に平尾さんへの親しみが込められているのがよくわかりますね。

そんな中、状況が一変します。
2015年9月12日未明、平尾さんは自宅で吐血。

検査を受け胆管細胞がんが判明した。
すでに肝臓中に広がったがんの進行にショックを受けた山中さん。
しかし平尾さんは諦めることなく、がんに立ち向かったそうです。

「彼は全然、動じなかった。全く、ひるむ様子がなかった。『しゃあないわ、先生』という感じで、元気だった時から何も変わらない平尾さんのままだった。いろんな治療をすると、副作用も起こりうるのですが、できることは一緒にやろうと。彼にもご家族にも『最後まで闘う』という選択肢しかなかった。そういう姿を見ていると、ここでゲームオーバーというのはありえないなと思いました」

引用元:読売新聞

平尾さんの言葉を受け、共にがんと向き合い闘うことを決めた山中さん。
それから1年余りの闘病を平尾さんと山中さんは最後まで諦めずに闘いましたが打ち勝つことができませんでした。

しかしながら最後の最後まで二人でがんに向き合い闘ってきたことは短い時間ですがとても深い時間だっただろうなと思います。

四十代半ばを過ぎてから男同士の友情を育{はぐく}むというのは、滅多にないことです。なんの利害関係もなく、一緒にいて心から楽しいと感じられる人と巡り会えた僕は幸せでした。

引用元:現代ビジネス

山中さんの言葉にきっと天国の平尾さんも大きく頷いているでしょう。

平尾誠二の名言10選

時間って命の一部なんですよ。今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。

僕は厳しいです。でも厳しい練習をする時は、理由をきちんと説明して、それを越えさせます。逃げ道も作りません。

スポーツに自己犠牲などありえないと思う。自己を生かすことがチームーを生かすことなんだ。

どんなに正しいことを言っても、それを相手が実践しようと思わなければ意味がありません。相手がやる気になって初めて、自分の言いたいことが伝わったことになるのです。ですからリーダーは、何を話すかだけでなく、どう話せばもっと部下が関心を示してくれるか、どうすればより伝わるかを考え、表現の仕方を工夫することが必要です。

決め事は少なくても、本質的な幹がしっかりしていれば、枝葉は自由に変えられる。周囲の状況が変わったら、すぐに対応できるチームワーク。それが本当の強さ。

とにかく相手の話をよく聞くことが重要です。目の前の人が自分の話を真剣に聞いてくれていると思ったら、安心して本音が話しやすくなるじゃないですか。

出来ない理由を考えたら、理由は山ほど出てきますから、「やろうと思ったらやる」という事しか考えませんね。あとは本気になるかどうかです。

「おまえたち、ここで負けたら恥だぞ!!」とか言う監督がいたとしたら、それは選手の恥ではなくて、監督の恥なんですよ。

問題は弱みがあること自体ではない。自信のなさや不安から、他人との間に無意識に壁を作ってしまうことにある。

未来ではない。今の自分がどうなのかが大事なのだ。

数多くの名言を残されている平尾さん。
言葉一つ一つに優しさや情熱が込められいて数多くの人から愛されるべき人なんだなと感じます。

そんな平尾さんに多くのファンからも素敵なメッセージがたくさん送られています。
平尾誠二さんへ贈る追悼メッセージ

まとめ

端正な顔立ちからミスターラグビーと呼ばれイギリス留学直前にファッション誌にモデル出演も果たしている平尾誠二さんですが胆管がんが原因となり53歳の若さでお亡くなりになりました。
胆管がんは、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に運ぶ胆管にがん細胞が発生するもので、肝臓がんの一種として知られておりかなり進行するまで症状は表れないため、早期発見が難しいと言われています。

平尾さんと山中伸弥さんは40歳代後半から親交を深め、がんにも二人で向き合いながら闘ってきましたが残念ながら打ち勝つことはできませんでした。
しかし二人の友情は今も深く寄り添い結びついているものと思います。
平尾さんはたくさんの名言を残しておりその言葉から情熱に溢れた人柄を知ることができました。

53歳という若さでお亡くなりになられたのはとても残念です。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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